フットケア実技広場 Demonstration
プログラム
企画:石橋 理津子(社会医療法人 天神会 新古賀病院 看護部)
平成20年の糖尿病重症化予防加算実施に伴い、多くの施設がフットケアに関心を持ち、予防的フットケアを提供するようになった。フットケア外来を開設する施設も増加し,フットケア技術教育の需要が一気に高まった。糖尿病重症化予防(フットケア)研修での実技指導やフットケアに関連する学会、研究会等々で実技指導が盛んにおこなわれてきた。
当学会でも第1回目から実技広場を開催している。糖尿病重症化予防加算から8年が経過し爪切り・角質ケアにおいては技術も向上してきているのではないかと思われる。
当学会では下肢救済を目的としている。
フットケアは、糖尿病だけが対象ではなく、透析患者も対象疾患の一つである。重症下肢虚血が原因で下肢切断に至るケースも少なくない。今年の4月から「慢性維持透析患者の下肢末梢動脈疾患指導管理加算 100点(1月につき)」が実施されることとなりフットケアの範囲が更に拡がるものと思われる。
さて、フットケア対象疾患は上記2疾患のみであろうか。実は足病変で病院受診する疾患群は静脈系疾患やリンパ系疾患も含まれる。今回、当学会実技広場では脈管疾患の中の静脈系・リンパ系に焦点をあてた。糖尿病や重症下肢虚血と同様に予防的ケアが有効であり、足に携わるものとして予防的ケアを習得しあらゆる脈管系の足病変にも対応ができるアセスメント能力・技術力を養ってほしい。
もう一つの実技は歩行評価・関節可動域評価の実技指導である。
足病変予防及び治療において理学療法士の関与は必須であり「下肢慢性創傷の予防・リハビリテーション研究会」が当学会学術集会において毎回同時開催されている。看護の視点からはなかなか解りづらい分野ではあるが足を診るものとして知識を持っておくべきであろう。
足病変を全体的にとらえた実技広場で多くの実技を習得してほしいと思う。
※別コーナーで爪切り・角質ケアブースも準備しております。日頃のケアでのお悩みの方はご相談ください。
時 間 | |
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14:00~15:00 | 歩行評価・関節可動域評価実技 定員:20名 「“動作”を診れるようになろう」 講師:太田 頌子(社会医療法人 天神会 新古賀病院 理学療法士) |
15:00~16:00 | 圧迫療法実技 定員:20名 対象:医療・介護などのフットケア従事者 「静脈疾患における圧迫療法マスターになろう!」 講師:渡辺 直子(佐賀大学医学部付属病院 リンパ浮腫指導技能士) *半ズボンをご用意ください |
16:30 | 終了 |
受講後1時間の質疑、実技練習継続可能です。
参加者以外の観覧自由です。(立見のみ)
会場後方では、爪切り、角質ケアブースも予定しております。
参加申込みについて
- 申込書に必要事項をご記入いただき、FAXにてお申込み下さい(申込期日:
9月1日(木)9月8日(木)9月16日(金)まで延長しました) - 学術集会参加者のみ受講可能です(受講料無料)事前参加登録をお願いいたします
- 受付は先着順です(参加の可否については事務局よりご連絡させて頂きます)